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Recent Advances in Chemistry of Phosphorus Heterocyclic Compounds

1 Citations1972
T. Mukaiyama, M. Ueki
Journal of Synthetic Organic Chemistry Japan

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Abstract

この20年 来,有 機 リン化 合物 の化 学 は 急激 な 進歩を とげ,数 多 くの化合物 が合成 され,ま た,こ れ を利用す る反応 も多 く報告 され てお り,昨 年 よ り"Phosphorus" とい う隔 月刊行誌(Gordon and Breach Science Publishers)が 創刊 されてい る現状 であ る。一般 に有機 リン化 合 物の化 学 として特徴 をま とめ るこ とは比較 的容 易で あ るが,本 特集の複素環 化合物 としての個有 な反応,ま た 特徴的 な性質 をひろい上げ組織 的にま とめあげ るこ とは 困難で ある。 また,リ ンを含むヘテ ロ環 化合物は,ヘ テ ロ 原子 として リンのみ を含む もの と,酸 素や窒素な どを含 むものなどきわめて多 くの種類が知 られてい る。 とくに 環 内に酸素 を含 む環状 リン酸エ ステル の反応 は深 く研究 されてい るが,ヌ ク レオチ ド類 に代表 され る リン酸エス テルの化 学 として取 り扱 われ広 く紹介 され てい るので, ここで は省略す る。 したがってい ささか断片 的,ま た, 記述 も一つの焦点に しぼってま とめ上 げるこ とはできな か ったが以下2部5章 にわた り,リ ンを含 むヘテ ロ環化 合物 の化学の最近の進歩について述べてみたい。